薬剤師の雇用形態には正社員だけでなく派遣社員や契約社員、パートなど様々なものがありますが、業務の内容や労働時間などに大きな違いが出ることもあり、慎重に求人選びをすることがおすすめです。特に、多くの医療従事者が働いている総合病院や大学病院などへ転職を希望する場合には、職場ごとに期待される能力や役割などが異なるケースも珍しくなく、各自の適性や能力、実務経験などに見合った職場を見極める必要があります。
また、医療業界で安定した待遇で働き続けたい場合には、初めからフルタイムの仕事を選んだり、雇用形態に関わらず研修制度が優れているところで経験を積んだりすることがポイントです。薬剤師の雇用条件の良しあしに関しては、医療機関や製薬会社などの経営状態や経営方針などに影響を受けやすいことから、気になる職場の特徴を理解するために、隙間時間を使ってセミナーや面接会などに参加をすることが有効です。
一般的に、賃金の高いところや、管理職を目指しやすいところは、若年層の求職者の間で人気が出やすい傾向がありますが、将来的に薬学に関する専門的なスキルを磨くうえで、まずは様々な場面で適切な教育を受けられる職場を探すことが必要となります。