奈央がわかりやすく解説する薬剤師の転職指南所diary
医薬品国家資格が所属をする医薬品関連の業界は、広くて狭いだけに次の職場に移る際にも、去り際は美しく穏やかにしておくことです。次の職場に移ってしまえばこっちのものということはなく、つながりはどこかにありますので、良いイメージを残して新しい職場でも活躍をします。
薬剤師が天職をするにあたり退職の際には、気持ちよく送り出してもらうために頭を使うことです。次の職場へ移ればつながりが一切なくなると思いいいや、研修や学会で顔を合わせるなんてこともあります。
全勤務場所が近ければ、通勤途中で前の職場の人とも顔を合わせることはありますし、円満に会社を去るに越したことはありません。職場を去るタイミングとして、最も避けなければならないのは繁忙期です。インフルエンザや風邪が流行る寒い冬は、ドラッグストアも調剤薬局でも、お薬を求める人であふれかえります。
そんな時に急に辞めると言われても、新しい人材確保もありますし、引き継ぎも必要なので、出来るだけ忙しくない時期に合わせることです。
薬剤師が職場を去るにあたり、社会人としてのマナーを守る必要があるので、退職届を出す前に直属上司に口頭で伝えることです。病院勤務であれば上の人間は薬局長になりますし、一般のドラッグストアで働く人だったらその店の店長に伝えるようにします。
いきなり辞めますと届けを出したり、病院長や社長にダイレクトに辞めることを伝えるのは、社会人としてのマナーにかける行為です。会社を辞めることを伝えるにしても、相手の時間を優先して話を聞いてもらうこと、人には聞こえない場所で話すなど気を遣うようにします。
なぜ辞めるのかの理由については、円満な去り際にするためにも、たとえ本心とは違っても、前向きな理由を伝えることです。
薬剤師として転職をするにあたり急な退職は周りに迷惑がかかるので、3か月ほど前には職場に伝えておくことです。大切な有資格者の人材が1人いなくなるということは、その職場にとっても大きなダメージですし、ほかの人材を確保しなければならないうえに、仕事にも慣れてもらわなくてはなりません。
求人や育てる時間も必要なので、職場を辞めるときにはできるだけ早く伝えて、次の人が見つかったら仕事の引き継ぎも完璧に行います。あらかじめ何をどう引き継ぐのか、スケジュールを立てていくこと、自分がいなくなって後任者がスムーズに仕事ができるように、最後まで責任ある誠実な態度を崩さないことです。
