奈央がわかりやすく解説する薬剤師の転職指南所diary

医療従事者の方は管理も仕事のうちです

• Tweet
• 

個人経営の調剤薬局にしろ、大手企業として全国展開しているドラッグストアチェーンの店舗にしろ、中で就業される薬剤師の方の仕事は多種多様なものがあります。薬剤の専門知識やスキルを生かして、処方箋で提供するお薬の調剤や管理を行うことや、薬局に訪れた患者様であるお客様に対応し、薬剤の内容やご使用方法をわかりやすくお話しするということも大切なお仕事です。

特にドラッグストアチェーンの店舗などでは医薬品以外にも食料品や日用品などの販売も行うことがありますので、薬剤の専門家のスキルと同じくらい、販売員としての接客スキルも必要不可欠になると言えるでしょう。勿論、薬剤の専門家として処方箋を求めてきた患者様に対応し、現在処方されているお薬をご使用されている中でのサポート、アドバイスなどを提供することも大切です。

お薬を飲まれている患者様が身体の不調を感じられた際には、専門家として適切なサポートを提供しなくてはならないということです。処方箋の受付カウンターの奥には薬剤の調剤に必要な素材や医薬品、また医療に関する情報などがきめ細かく置かれています。

スタッフとしてその内容を把握し、しっかりと管理することも大切な仕事と言えるでしょう。一つの町の中にはたくさんの調剤薬局があります。その複数ある店舗との横のつながり、関係を保つことも必要になってきます。たとえば、処方箋を求めてきた患者様に、たまたま処方箋として出すべき薬剤がなかった場合は、近所の他の店舗に協力を求め、用意するということも必要です。

それは自分たちの店舗内のスタッフだけで運営を進めていくというスタイルでは、難しいことです。常に近所や、また所属しているグループ、自治体の同業者との関係をつなげておかなくてはできないことだと言えるでしょう。

そのため、薬局にお勤めになっている方は、同業者間のコミュニケーションにも長けている方が向いていると言われています。患者様だけではなく、スタッフ間や同業者間でのコミュニケーションも重要であるということです。