大学の薬学部は、学費が年間200万円ほどかかります。その上で六年も通わなければいけないわけですから、卒業するまでには1200万円ほどかかる計算になります。これは非常に重い負担になりますよね。普通の四年制私立大学を卒業する場合の三倍ほどの値段になります。
家庭の事情によっては、この授業料の高さのせいで、別の道を選ばなければならない場合もあるでしょう。奨学金などを使うこともできますが、基本的には自分たちで全額支払うことを考えておく必要があります。奨学金が貰えなかったときに、ではやめますとも言えないからです。
全額自力でどうにかできないなら、挑戦もできません。偏差値自体はそう高くありません。偏差値40台の薬学部もありますから、大学を選ばなければどこかには合格ができることでしょう。受験に関しては、ほとんど心配する必要がありません。
偏差値40なら、全く勉強をしなくても合格ができるレベルです。もちろん、そうした偏差値の低い学校を卒業しても、国家資格に挑戦する権利はもらえます。ですから、その点は問題ありませんね。国家試験は後は自分の努力でどうにでもなりますから、薬剤師は頑張ればなれる職業の一つだと言えそうです。
ただやはり学費の問題がハードルとして大きく残ることは間違いがありませんね。薬剤師になってしまえば返済も可能ですが、さすがに1200万円を借りるということも難しそうです。薬剤師はなるまでが一番大変です。なってからは、病院でも薬局でもドラッグストアでもどこででも働くことができます。
年収も自然と高くなっていくので、数年で借金も完済することができるはずです。人によっては、一回社会人になるという戦略を取る人もいますね。一回働きに出て、お金をしっかりと貯めて、貯まったら薬学部に通うというスタイルを採用する人もいます。
このスタイルなら、貧乏な家庭の人でも薬学部に通うことができます。時間はかかりますが、確実性は高い方法かもしれません。