プライマリ・ケアとは、人の健康に関する問題を総合的には解決しようとするプロセスのことです。アメリカでは、プライマリ・ケアの考え方が浸透しており、何らかの健康面でのトラブルを感じた場合に、総合的な医療の窓口として身近なプライム・ケア認定医に判断を仰ぎます。
プライム・ケア医は、指導やアドバイスを行い、必要に応じて専門医の架け橋となります。この中で、プライマリ・ケア認定薬剤師は、調剤や服薬の指導を担当します。いわば、地域医療を担うスペシャリストとして活躍することができますので、とてもやりがいを感じることが出来ます。
プライマリ・ケア認定薬剤師は、様々な医療ニーズに対して、医師や歯科医師、看護師や薬剤師、介護職員や福祉職員など医療現場で従事する者どうし垣根を越えて連携・協力しあうことが求められています。薬の専門的知識だけではなく、適切な機関との橋渡しをするためのや病気に関する全判的な知識やコミュニケーション能力が必要です。
プライマリ・ケア認定薬剤師の認定を受けるためには、初めて研修を受けたときから4年以内に必要単位50他院位を取得することが必要で、その後審査や試験を経て認定されます。十分な知識と経験が必要な上位資格ですが、キャリアアップを目指す方に最適です。