どんな職業に就いている人でも将来は、どうなるのか心配なものではないでしょうか。今は、不足している職業でも将来は余ってしまうのでは、自身の生活設計も狂いが出てしまう可能性もあります。薬剤師としての職業の将来を考えて見ました。
高度成長期と供に発展して来た職業に、ガソリンスタンドがあります。最盛期には全国で6万もスタンドが存在していましたが、今では3万にも満たない数になって来ています。ましてセルフスタンドが増えたことからも、そこで働く人の多くはリストラにあったと考えても良いのかも知れません。
もし、自分が働く仕事がそのようになってしまっては、将来に対し不安になってしまうのでしょう。そこで以前に言われていたのが、薬剤師が過剰になると言うことでした。
大学6年制にしたことで、大学の数を増やしたことから、資格取得者が多くなり、人余り状態になってしまうと危惧されていました。ですが、今になっても人材不足の地域が多いのが現実です。
薬剤師としての求人を見てみると、現実に需要が多くなっているのが地方都市が多くなっています。人口減となっている街を避ける傾向もあり、大都市に集中してしまっていることで、偏った環境になってしまっていると言って良いでしょう。
そのため地方都市での求人を見ると、大都市同様の収入が得られるまでになっている所も多くなっています。それでも働く環境と今後を考えてしまうと、将来性のある大都市圏を選んでしまう傾向が続いていると言って良いのでしょう。
また、調剤薬局やドラッグストアの展開が、収まることなく競争が激しくなっていることも、人材不足に輪をかける要因にもなっています。少しでも良い人材を確保して、競争に勝ちたいと考える調剤薬局やドラッグストアも多いのでしょう。
今、資格取得者の数だけを考えると、人材不足に陥るどころか飽和状態にもなって良いと考えられます。ですが需要が落ちない理由にあるのが、女性の資格取得者が多く、結婚などによっての退職者が多いと言うことです。
すぐに仕事復帰をする人が多いのであれば、この問題も解決すると言われますが、子育てが終わるまでになると長期に渡り仕事を離れてしまうことから、復帰に対し尻込みをする人も多くいます。新しくなった薬に対する知識がないとか、パソコンの仕事が苦手と言ったことから復帰をためらう人も多いのが現状と言われます。
高齢者が多くなった日本ですから、需要は早急に減ることはなく、求人は相変わらず続くことになると考えられます。