薬剤師の就職先と聞くと、主に薬局や医療機関、更には製薬会社等をイメージされる方が多くいます。しかし実はそれ以外にも麻薬取締官という特殊な仕事もあります。そこで今回は、そんな仕事に従事したい方に向けて転職情報を記載します。
麻薬取締官とは、薬物関連5法に基づき、麻薬や向精神薬、あへんや大麻更には覚せい剤などの薬物犯罪に関する捜査を行う仕事を行っています。簡単に言ってしまえば麻薬を専門に扱っている警察です。
国内犯罪のみならず、海外から密輸される違法な薬物等に関しても捜査を行っています。また捜査活動以外にも、薬物を扱う団体の指導や監督、不正薬物を使用しないようにする啓発活動や中毒者への相談対応など様々なことを行っています。
一般市民が麻薬に手を染めないように様々な面から徹底的に捜査を行い、市民が安心して毎日の生活を営むことが出来るように努めるという重大な役割を担っている職業です。
この職業に従事したいと考えた場合、国家公務員試験を受験する必要があります。国家公務員一般職の試験に合格することで、初めて厚生労働省が募集しているこの職業の求人に応募することが出来ます。
そのためまずは国家公務員試験に合格しましょう。応募できる条件は、国家公務員一般職大卒程度の行政・化学等の合格者で薬剤師、若しくは合格見込みであること、更には年齢が29歳以下で業務に支障がない健康状態であるの三点です。
この中の一つでも条件を満たしていないと、この職業で活躍することが出来ないため注意が必要です。ではこの職業で活躍したいと考えた場合、どのような能力が求められる職業なのでしょうか。
実際に麻薬取締官として活躍したいと考えた場合、様々な知識が必要となります。というのも、薬物は日々進化を続けています。そのため、最新の薬に関する知識や既存の薬に関する正しい知識を持ち合わせている上に、薬物関連5法に関する正確な理解、そして何より、近年の薬物犯罪はグローバル化が進んでおり、語学力なども必要となってきています。
このように、この職業で活躍したいと考えた場合は様々な知識に精通している必要があります。この職業に転職を通して、日本を麻薬から守りたい、麻薬汚染を防ぎたい、そんな方はインターネットから求人情報をチェックし、募集があれば早速チャレンジしてみましょう。