薬剤のスペシャリスト達は、薬の開発・研究などに携わるケースが増えています。専門的な知識をフルに生かしたいと言った方々にとっては、そうした研究・開発に魅力を感じているようです。長い歳月をかけて切り開いた機能性への道、そうしたものを届けることができるスペシャリストなので、それなりの手当て(給与)も支給されることになります。
薬の開発や研究などによっては、薬の原料になるものについてもしっかりと研究していくことが知られています。その原料にどれだけの成分が含まれているのか、その成分に対しては研究途上で未知の部分も多く、詳細を解明するために研究を進めているものも数多くあります。
まだその研究段階であり、開発ができていないようなプロジェクトもたくさんあるといいます。また、薬についてですが、医薬品と医薬部外品というカテゴリーに分けられています。素晴らしい成分であり、より広く知らしめたい、そういったことでも国からの許可がおりないと言った壁が立ちはだかります。
薬剤師はハードワークといわれますが、日夜実験を繰り返す日々といった業務だからです。
今現在機能性表示食品といったもののニーズが高まっていますが、そのためには薬剤スタッフの方々は機能性表示食品にするために、どんなものがどのくらいの量入っているかを明らかにしなければなりません。単一の物質であれば難しくないことでも、複数の物質が混ざり、構成が複雑化することによって、そうした研究・実験が困難になるといいます。
この難題に長年勤めているのが研究・開発者などです。臨床実験なども行われています。その臨床実験で効果を確認してからでなければ、製品として世に出ることはありません。よく患者さんなどが食品として安全かどうかが気になるといいますが、薬剤師などの活躍により、安全性の証明もされています。
またこうした研究所なので活躍している薬剤師にとっては、品質へのポリシーもあるといいます。製品そのものを用いてヒト臨床試験などを行い、機能性を確認したりもしています。安全性については過剰な摂取であったり、長期摂取を実施して、しっかりと証明できるものだけを世に出しています。
原料から製品の開発まで、検査を徹底しているのも特徴のひとつです。何百、何千もの項目も、厳格な検査により一つ一つに責任をもっています。そうしたプロフェッショナルな人材だからこそ、給与の高い位置づけにいるのかもしれません。