就職先として、薬局を希望する薬剤師は少なくありません。専門的な知識を活かせる職場なので、希望者が多いのは当然ですが、更にそこに安定という条件を加えて検討する人も多くいます。就職した会社で長く安心して働くためには、経営状況が安定した会社を選ぶ必要があるため、条件に加える人が多いのは当然かもしれません。
薬局は、大手薬局と中小薬局に分けて扱われることがあります。会社の資本金や従業員総数などを基準にして分けられていますが、安定を求めるなら大手と呼ばれている薬局を優先した方がいいです。大手薬局は、会社の基礎になっている資本金の額が大きいこともあり、経営基盤がしっかりしています。
些細なことに会社全体が影響を受けることがないため、安定した経営状況を維持することが中小薬局よりも容易になる傾向があります。
大手薬局は、資本金をはじめとして経営戦略に使える資金が、中小薬局に比べて高額になります。設備などにも巨額の投資をすることができるので、新しい機器がいち早く導入できるのは大手です。新型の機器が登場するたびに、大手はパイオニアとしてのアドバンテージをもって営業することができます。
中小の薬局だと、巨額の投資は大きなリスクになるため、積極的に選択することができません。失敗すると経営を圧迫することもあるため、結果として追従する立場にならざるを得ません。大手は、中小よりも早く新戦略を打ち出すことで、大きな利益を得ることができます。
その利益が、新しいことに挑戦することで背負うリスクを軽減する役割を果たしています。資金力のある大手だからこそ取れる経営戦略で、大手の経営が安定している理由の一つになっています。
大手薬局は組織全体として大きいだけでなく、その中身が細分化されていることも中小薬局との大きな違いになっています。店舗の数に関しても、大手と中小とでは大きな違いがあります。業績が悪い店舗があったとしても、それで全体の業績が悪くなることはありません。
好調店舗が不調店舗の補填をする働きがあるので、全体としては安定して業績をあげることができるようになっています。店舗が多いだけでなく、事業が多岐にわたっていることもリスクの軽減に繋がっています。
不採算部門があっても、補える部門があることで経営にかかる負担が軽減されます。