薬剤師になるためには、国家試験を受験して試験に合格することが必要です。受験の条件を満たしている人だけが試験を受けられますが、受験するためには提出しなければいけない書類がいくつかあります。ここでは、このような書類のことについてご紹介します。
薬剤師の国家試験を受験する人が、試験を受ける前に提出しなければいけないのは受験願書です。全ての受験者が提出する必要があります。提出しなければいけない受験願書は、法律の施行規則により決められた方法で作成する必要があります。
このような規則に従っていない受験願書を提出してしまうと、願書が受理されず試験を受けられなくなることがあるので注意が必要です。規則に従った受験願書を作成する場合には、使用する文字にも注意する必要があります。
特に気をつけなければいけないのは、自分の名前を書く時に使用する文字です。普段自分の名前を書いている時に使用している文字を書くと不適切な場合があります。受験願書に記載する必要があるのは、戸籍に記載されている文字を使用した受験者の氏名です。国籍が日本でない人が受験をする場合には、住民票に記載されている文字を使用して名前を書く必要があります。短期在留者が受験をする場合には、旅券やその他の身分を証明することができる書類に書かれている文字を使用して名前を書くことが必要です。
国家試験を受験する場合には、受験者の姿が写された写真を受験前に提出することも必要です。どのような写真を提出しても良いわけではなく、決められたルールに従った写真を提出する必要があります。写真を撮影した時期にも決まりがあり、出願をする日から6か月以内に撮影した写真である必要があります。
着ているものにも決まりがあり、帽子をかぶった状態で撮影した写真は使用することができません。必ず帽子を脱いでから、撮影する必要があります。写真を撮影する角度にも決まりがあり、正面から撮影されたものだけが使用できます。
斜めから撮影されたなど写真は、提出することができません。
薬剤師の国家試験を受験する時に提出する写真は、大きさにも決まりがあります。縦の長さが6センチメートルで、横の長さが4センチメートルの写真を使用する必要があります。写さなければいけない体の部分にも決まりがあり、上半身が写っているものを提出することが必要です。
裏面には受験者の名前を書き入れる必要があります。