楽で楽しいことばかりが続くような仕事はありません。薬剤師のように、高度な専門知識をもった人だけが従事できる仕事の場合は、期待されるレベルが高くなるので背負わなければいけない責任も重くなります。大切なことは、それを負担ではなく遣り甲斐と感じられるかどうかです。業種によって背負う内容に違いがあるので、遣り甲斐に感じられる業種を選ぶことが大切です。
調剤薬局で働く場合に負担になりがちなのは人間関係です。毎日同じ人と顔を合わせて連携しながら仕事をするので、気が合わない場合は大きな負担になることがあります。濃密な人間関係が苦手な人は負担に感じてしまう環境と言えます。
しかし一方で、少人数としっかりとした信頼関係をつくっていくことに魅力を感じる人もいるでしょう。ビジネスライクな関係で終わってしまうよりも、濃密な人間関係を築いた方が働きやすいと思える人に向いている職場です。
相手を信頼することや信頼される人間になることに遣り甲斐を感じられる人なら選ぶべき職場と言えます。
病院に勤務する場合は、医師や看護師などの他の専門家との連携が求められます。調剤薬局のように同業者との連携とは違い、高いコミュニケーション能力が求められます。業務対象が広範囲に及ぶため、幅広い知識も必要になります。
絶えず知識をアップデートして、最新にしておかないと業務についていけなくなる可能性があります。情報収集は勤務時間内に行えることは少なく、勤務時間外を利用して日々自己研鑽に努める必要があります。
他の専門家との交流や日々の自己研鑽に前向きに取り組める人なら、病院は甲斐を感じられる職場になります。逆にプライベートな時間に仕事を持ち込みたくない人や、コミュニケーションスキルに自信がない人は負担になってしまう可能性が高いので慎重に選択するべき職場です。
医薬品以外も多く取り扱っているドラッグストアには、いろんな目的のお客様が来店します。お客様は誰が薬剤の専門家なのかを判断することは通常ありません。一般のスタッフと同じように扱われるので、薬剤師でも一般スタッフと同じように接客する必要があります。
医薬品だけでなく取扱商品すべてに関する知識をもっておく必要があります。この点が他の業種にはないドラッグストアでの負担になる可能性が高い部分です。薬以外の商品を扱うことや、薬と関係ないお客様を接客することを好きだと感じる人は他の業種よりも遣り甲斐を感じられるでしょう。