奈央がわかりやすく解説する薬剤師の転職指南所diary

社会に貢献し、やりがいを感じられる職業

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

卒業後の進路を検討している学生にとって、薬剤師はとても人気の高い職業のひとつです。その仕事は人の役に立つことが出来て、やりがいに溢れる素晴らしいものであると言えるでしょう。しかしながら、その資格を取得するためには越えなければならないハードルもあります。

主な仕事内容と仕事から得られるやりがい

薬剤師は医薬品の専門家であり、医師の発行する処方箋に基づいて薬の調剤を行ったり、一般の薬局で薬を販売したりすることのできる国家試験です。医療従事者として患者さんの健康を助け、社会の役に立つことができる仕事であり、直接患者さんとの触れ合いもあることから、やりがいを実感しやすい仕事であると言えるでしょう。

高齢者比率の高い今日においては、高齢者を中心に日常的に薬を必要としている患者さんの数が多く、社会的な需要が高い職業でもあります。

資格取得までに越えなければならない数々の難関

その資格を取得するためには、数々の難関をくぐり抜けなければなりません。第一歩は大学の薬学部に進学し、6年もの時間をかけて知識を習得します。しかも、入学後も高度な知識を学ばなければならないため、習熟度によっては進学がままならないこともあるでしょう。

何とか専門課程を修了したとしても、国家試験に合格できなければ資格を取得することはできません。国家試験の合格率は平均して6〜7割ですが、これは薬学部のレベルによる差が大きく、また2度目以降の受験者も含まれた数字のため、けして簡単な試験とは言えません。

以上のように数々のハードルを乗り越えて、ようやく薬の専門家として認められるのです。先にも述べたように、資格取得までの苦労が大きい代わりに、仕事から得られる対価は非常に大きくなります。

他と差をつけるために必要なこと

ただし、薬剤師になれば就職先に困らず、しかも安定した高収入を得ることができる、と考えているのであればそれは間違いです。近年では資格保有者の数が年々増加しており、採用動向も厳しいものとなってきています。ライバルが多数いる中で活躍していくためには、常に向上心を持って仕事に取り組むことができる人材でなければなりません。

実際に医療機関や薬局などに就職した後も、定期的に勉強会や研修への参加を求められる機会があることでしょう。これらに積極的に取り組み、最新の知識を持って業務に取り組める方こそ、患者さんの健康を預かる立場としてふさわしい存在です。

Menu

新着記事一覧

過去記事