せっかくの国家資格である薬剤師ですので、社会の役に立つだけではなく、仕事の重みに合った収入を得たいところです。他の職場ではどのくらいの収入なのかは気になります。意外にも差が大きいので、自分に照らし合せて妥当かどうかを判断してみましょう。
まずどの職場が年収が高いかですが、働く場所も多種多様になってきています。ですが、製薬会社勤務が安定して高収入です。薬の開発という研究の面が高いですから、研究員としての姿勢と薬の高い知識が必要とされます。
その分、収入にも反映されています。病院勤務の方が高そうなイメージがありますが、製薬会社に続いて年収が高いのがドラッグストアです。ドラッグストアの場合は処方のほかにも、第一類医薬品の説明なども加わりますから、薬の知識とともに接客力なども必要です。
収入面では病院勤務はその下になりますので、意外と低めです。とはいっても、先進医療に関われたり、目の前に病気で困っている患者さんがいるなどやりがいを感じやすい環境です。福利厚生面でも手厚いなどのメリットもあります。収入面とやりがいなどをトータルで判断して、働く場を選ぶことが重要です。
また違った視点から年収を比較してみましょう。どの地域が高くなるのかというと、地方の方が若干高くなる傾向があります。一般的には都市部ほど賃金は高くなりますが、薬剤師では逆転現象が起こっています。というのも、地方では薬剤師の人数が少ないので、人材確保のために収入などの待遇を良くしています。
それだけニーズがあるのです。一方で都市部は比較的人材が安定的に確保できるので、妥当な年収となります。都市部勤務だけに固執せず、周辺地域も含めて求人を比較すると条件をよくすることができる可能性があります。
意外かもしれませんが、地方でも十分に活躍できる、全国で大きな違いがないのは特殊なことかもしれません。
働くエリアや職場によっても、年収に違いが出てきます。もちろん、仕事内容も変わってきますので当然のことです。しかし、自分の年収が思っていたよりも良い条件ではないと思ったなら、転職するのも1つの手です。
年収だけではなく、新しい視野を広げレベルアップすることにも繋がります。もし転職をするなら、地域や職場で違いがあるので、どうせなら年収をアップできるような転職にしましょう。そのためには情報収集が必須です。
給与面の違いだけではなく、待遇を総合的に見てより良い環境に転職できるようにしましょう。専門の転職サイトを活用するのもおすすめです。