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フィルムタイプの薬が調剤で使われることがある理由

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薬剤師が調剤で使用する治療薬は、さまざまな形状のものが揃っています。丸い形状や楕円形の治療薬が特に多いですが、最近では従来にはなかった形状の治療薬も開発されています。フィルム状の治療薬も開発されているので、このような治療薬に関する知識も調剤の仕事をするためには必要です。この記事では、調剤にも使われるフィルム状の治療薬に関する情報について解説します。

フィルム剤の服用方法を教えることの重要性

調剤する治療薬の種類によっては、薬剤師が患者に薬の飲み方を詳しく教えた方が良いこともあります。口から飲み込むだけの治療薬ならば詳しく教えなくても患者が自分で理解できる場合も多いですが、フィルム剤などの治療薬を調剤する時には、服用方法を詳しく教えていないと患者が薬を正しく服用できないことも多いです。

高齢者の患者でもフィルム剤の服用方法を知らない場合があるので、子どもの患者でも大人の患者でもフィルム剤の服用方法を指導しておいた方が、患者が安全に薬を服用できます。

シートのような形状のフィルム剤

フィルム剤を処方された患者が服用方法がわからずに困ることがあるのは、フィルム剤が通常の治療薬とは大きく形状が異なっているからです。フィルム剤はシートのような形をしていることが特徴で、薄いので簡単に口の中に入れることができます。

フィルム剤はいくつかの種類がありますが、特に多く製造されているのは口の中で溶かすタイプのフィルム剤です。このタイプのフィルム剤は口の中に入れて唾液をつければ、短時間で溶かすことができます。フィルム状なので表面積が大きいことが、フィルム剤が一般の治療薬よりも短時間で口の中で溶ける理由です。

患者が外に携帯しやすいフィルム剤

フィルム剤が開発されたのは、短時間で溶かすことができる治療薬が必要とされていたからです。液状の治療薬ならば溶かさなくても服用できますが、こうした治療薬は携帯しにくいことが大きなデメリットでした。フィルム剤ならば短時間で溶かすことができるだけでなく、どこにでも気軽に持ち運ぶことができます。

外出先で薬を服用する必要がある患者にも最適な治療薬です。形状を維持しやすいこともフィルム剤が携帯に便利な理由です。錠剤の場合には大きな衝撃を加えると一部が欠けてしまうこともありますが、フィルム剤は非常に薄いので衝撃などにも強さがあります。

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