奈央がわかりやすく解説する薬剤師の転職指南所diary

患者側から見た電子処方箋を利用するメリット

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処方箋を電子化することで医師や薬剤師が得られるメリットがたくさんありますが、患者も例外ではありません。合理化や効率化というシステム全体から受けられるものだけでなく、個別の患者レベルでのメリットも少なくありません。それらのメリットを具体的な事例を用いながら説明していきます。

離れたところでも利用できて管理も楽になる

電子処方箋はコンピューターに構築されたシステムに登録して利用する処方箋です。紙を媒体とするタイプと違って、発行や受け取りをする場所に影響を受けることはありません。発行した医療機関から遠く離れた場所に住んでいる人でも、近くにいる人と同じように原本を利用することができます。

医療機関で処方箋が発行されるのを長い時間待つ必要もなくなります。医療機関で長い時間過ごすことのリスクを考えれば、単なる時間の節約以上のメリットだと言えます。また、交付を受けた処方箋を管理する面においても患者側にメリットがあります。

システムに情報が蓄積されていくので、自分で整理して管理する必要がなくなります。

蓄積された情報の薬局への提供が簡単にできる

調剤情報はシステムに蓄積されることになるので、患者が薬剤師に必要な情報を提供することが簡単になります。長い間治療を受けている持病がある人でも、投薬に関する経緯を説明する必要がなくなります。転居によって生活環境が変わったり転職や退職によって生活習慣が変わったりした時でも、電子処方箋なら必要な情報を伝えるのに苦労することはありません。

調剤を依頼する薬局を変えた場合でも情報が少なくなるリスクがないので、転居などが治療に悪影響を及ぼす心配もありません。継続性を維持した投薬を受けることができるので、安心してライフプランを実現できます。

災害などがあっても処方箋情報を失うことがない

紙の処方箋は、管理に気を使っていても火事や地震による建物の倒壊などによって失われてしまうリスクが有ります。大切に管理していても避けられない場合もあり、何らかの対応が求められます。電子処方箋なら情報がコンピューターのシステムで管理されているため、災害などに合った場合でも簡単に消失することはありません。

長い間蓄積された情報をそのまま利用することができます。混乱状態になる被災直後において、聞き取りをもとに発行する新たな処方箋の正確性を維持することには限界があります。電子処方箋に情報を登録しておけば、いつもと同じように薬剤を受け取ることができます。

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