薬局で薬剤師の仕事をしている人は、患者から問い合わせを受けることもあります。こうした問い合わせには適切に対応することが必要です。対応を正しくおこなうことにより、医薬品を使用した患者の状態などを確認できます。ここでは、患者から問い合わせを受けた場合の対応方法について解説します。
患者から電話で問い合わせを受けた時に、薬局の薬剤師がまずしなければいけないことは、薬を服用している患者の名前を聞くことです。電話で問い合わせをしている人と薬を服用している人が別の人な場合には、問い合わせをした人の名前も確認しておく必要があります。
このような場合には、問い合わせをしている人と薬を服用している人の関係も聞くことが必要です。薬を服用している人の両親や子供が問い合わせをしていることもあります。連絡を取れる電話番号も確認しておく必要があり、自宅の電話番号以外に携帯電話の電話番号も知っておけば、相手が外出している時にも確認しやすくなります。
医薬品を処方した病院やクリニックの名前も、問い合わせを受けた時に聞いておかなければいけないことです。医薬品を服用したことで何らかの問題が発生している場合には、どのような問題が発生しているのかを具体的に聞く必要もあります。
患者から問い合わせを受けた時には、医薬品をすでに服用しているかどうかも確認をする責任があります。すでに薬を服用している場合に聞かなければいけないのは、薬を服用した回数です。
最後に薬を服用してからどれくらいの時間が経過しているかも確認しておけば、これからしなければいけない対応が何であるか判断しやすくなります。患者が現在どのような状態であるのかも、電話をかけてきた相手に確認することが必要です。
これらのことを一通り聞いた後で、情報に基づき薬局で必要な作業をすることになります。
患者から電話で問い合わせを受けた後に薬剤師がしなければいけないことは、問い合わせを受けた処方せんの内容を確認することです。処方せんに基づいて調剤をした医薬品についても確認が必要です。これらのことを調べてわかったことがある場合には、患者の連絡先に電話をして必要な情報を患者に伝える必要があります。
患者に連絡をする前に、必要な情報を集めておくこともできます。