奈央がわかりやすく解説する薬剤師の転職指南所diary

販売者の責任を明確にするためにできること

• Tweet
• 

薬剤師が薬局で医薬品を販売するためにしなければいけないことは、医薬品を販売している販売者の責任を明確にしておくことです。こうした責任を明確にしておけば、利用者にとって多くのメリットがあります。この記事では、医薬品の販売者の責任を明確にすることについて詳しく解説します。

販売者の責任を明確にするために貼りつけるシール

薬局で医薬品を販売している販売者の責任を明確にするために、販売している医薬品にシールなどを貼りつけることができます。こうしたシールを利用者が購入する商品に貼っておけば、購入した医薬品に関して利用者が相談をしたい場合にも、必要な情報として利用できます。

このようなシールを貼り付けた方が良いのは、第一類に分類されている医薬品です。第一類の医薬品は市販されている医薬品の中でも特に利用者の体に与える影響が大きいので、こうしたシールを貼ることが求められています。

商品に貼りつけるシールには、必要な事項をまとめて記載することが必要です。販売者の責任を明確にするために記載しておかなければいけないのは、責任者である薬剤師の氏名です。販売している薬局の名称も、責任を明確にするためのシールに記載する必要があります。商品を販売した日時もシールには書いておくことが必要で、商品を購入した日時が後で重要な情報となることもあります。シールには販売責任者と連絡を取ることができる電話番号なども記載します。

医薬品の販売に関する情報の記録

医薬品を販売している事業者の責任を明確にするためには、薬歴に必要なことを記録しておくことも必要です。こうした記録には医薬品を販売した時の状況や、利用者から聞いて知った情報などを書き入れていきます。

このような情報は医薬品を販売したことの記録として、薬局に保管することができます。店舗に保管されている記録は、医薬品を販売するために活用することもできます。

責任を明確にするためにおこなわれるリスクの説明

医薬品を販売している薬剤師の責任を明確にするためには、服用する医薬品のリスクを説明することも必要です。どのような医薬品を調剤するかによって、医薬品のリスクも異なります。

それぞれの医薬品のリスクを考慮して、説明の内容を決めることが最適な方法です。利用者の相談に乗ることも、責任を明確にするためにしなければいけないことです。業務上知った患者の個人的な情報を保護することも、販売者の責任を明確にするためにおこなわれています。