奈央がわかりやすく解説する薬剤師の転職指南所diary

薬剤師のキャリアアップした先の仕事とは

• Tweet
• 

病気やけがを治すうえで必要不可欠な薬を病院側が患者に対して処方する際に、必ず中継として存在するのが薬剤師です。この職業の役割というのは、薬の知識を用いて患者に対して薬の正しい使い方を伝えた後に薬を渡します。薬を安全に使ってもらううえで大事な職業ですが、この職業にも他の職業と同様にキャリアアップが存在します。キャリアアップは職業内で立場が上がるもしくは知識を活用して他の職場で高い立場になることであり、キャリアアップをすることで給料がアップするだけでなく様々な社会貢献をすることができます。

病院内で入院病棟の責任者になる

最初に挙げるキャリアアップとして、病院内における入院病棟における責任者の一人になることです。入院は長期にわたる治療で病気やけがを治すための療養施設であり、そこでは治療のほかに薬を用いて病気やけがの症状がなくなるまで滞在をします。

入院病棟における薬の使用には、キャリアアップとして軽症病棟と重症病棟の２つで分類されるのです。軽症病棟は軽い骨折やインフルエンザなど命にかかわらないが長期容量が必要な状態であり、最初に任されるのがこの部門になります。

軽症病棟で経験を積んだのちに、最終的なキャリアアップとして配属されるのが重症病棟です。ここはがんや臓器の傷など、後遺症が残りやすいもしくは命に係わる症状を担当します。後遺症が残るもしくは命に係わる症状を治すために、この病棟で使われる薬にはより高度な薬の知識が求められます。重症病棟は責任が圧倒的に高くはなりますが、やはり病院内での立場は高いため給料が高いです。

新薬の開発事業に参加することができる

次にキャリアアップとして存在するのが、病院を退社した後に製薬会社に配属することです。科学技術で使う研究器具が年々進化することによって、これまで完治ができなかった病気やけがの原因が特定できるようになっています。

その研究技術の進歩で原因が特定できるようになったことで、その原因に対して直接作用する薬の開発もできるようになります。これらの開発された新薬は、出来上がってもすぐに使えるわけではないです。この新薬と呼ばれるものは、一度病棟に持ち込まれた後に治験という形で人間に対して使って様子を見たのちに使うという流れになります。

この治験を行うときに、キャリアアップとして開発に着手するだけでなく実際に治験患者に対して用いて薬の状態を確かめるのが役割です。

海外の病院に勤務することができる

日本の治療技術は世界最高水準であり、その知識が高いことが認められています。そのため薬剤師の新しいキャリアアップとして海外の病院における薬剤専門分野で働く道ができているのです。

海外で働く場合には日常会話レベルもしくはビジネス会話レベルの外国語知識が必要になりますが、その手間を考慮しても海外での病院勤務は地震の可能性を広げるだけでなく給料や待遇も国内で働くより高いです。