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調剤をした時に発生する医療費の変化

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薬剤師が薬局や病院でおこなった調剤には医療費が発生します。調剤のための医療費は近年増加していて、多くの人が医薬品の調剤を薬局などに依頼しています。ここでは、このような調剤をした時に発生する医療費のことについて解説します。

患者への調剤のために支払われる医療費

日本で毎年支出される医療費のうち、薬剤師がおこなう調剤のための医療費が一定の割合を占めています。平成16年における調剤のために支出された医療費の合計はおよそ4.2兆円です。

同じ年に支出された他の医療費と比較すると、調剤のための医療費はあまり多くありません。入院した患者の医療費はおよそ12兆円で、入院以外の患者が支出した医療費はおよそ11兆円です。ですが、調剤のために支払われた医療費は、この年以降増加しています。

平成17年に調剤のために支払われた医療費はおよそ4.6兆円で、前年よりも4000億円程度増加しています。

増加している調剤のための医療費

薬剤師がおこなった調剤のための医療費は、平成18年になるとさらに増加しました。この年における調剤のために支払われた医療費の金額は、およそ4.8兆円です。

前年よりもさらに2000億円ほど増加しています。調剤のための医療費の合計額が5兆円を超えたのは、平成19年のことです。この年における調剤のための医療費は、およそ5.2兆円まで増加しました。増加しているのは調剤のための医療費だけでなく、他の種類の医療費も同じように増加しています。

平成19年に入院している患者が支払った医療費はおよそ13兆円で、入院している患者以外の人が支払った医療費はおよそ12兆円まで増加しました。この年の医療費の総額は33兆円を超えています。

7兆円以上に増加した調剤の医療費

調剤のために支払われる医療費がおよそ6兆円になったのは平成22年のことです。この年は入院している患者が支払った医療費も増加し、14兆円を超えました。入院以外の患者の医療費も増え、およそ13兆円まで増加しています。

この年の医療費全体の金額は36兆円を超え、国家予算のうち医療費の支払いに使われる予算も大幅に増えています。医療費全体の総額がおよそ40兆円に達したのは平成26年のことで、この年に調剤のために支払われた医療費はおよそ7.2兆円でした。

調剤のために支払われた費用の一部が、調剤をおこなった人の人件費として使用されています。

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