奈央がわかりやすく解説する薬剤師の転職指南所diary

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女性の社会進出がすすんでいる昨今ですが、その先駆け的存在ともいえ専門職として有名なものの筆頭にあげられるのが薬剤師です。かなりの勉強や専門知識が必要になるものではありますが、その資格は一生もので根強い人気。

大変な勉強量と知識に裏付けされた資格

試験を受けるためには、6年間、大学の薬学部で養成課程を履修して修了しなければ国家試験をうけることすらできない厳しい世界です。年1回、試験は全国の大都市で行われます。内容は薬学のみならず、倫理や法規まで問われます。

見事合格して申請をすると、ようやく薬剤師免許を得ることができます。通常の一般的な試験と違って、申請をしなければならない点には要注意です。医学部のように6年間の勉強が必要ですし、その内容も薬の性質や種類にとどまらす膨大なものとなるため相当の精神力が必要になります。

友達が大学生活・キャンパスライフをエンジョイしていても自分は課題やテストに追われ、国家試験の準備もありと、かなりハードなものであるだけに合格の喜びはひとしおです。

働く場所もさまざまなバリエーション

薬剤師の勤務先としては約6割がドラッグストアなどの薬局で、おおよそ2割が病院など医療機関というデータになっています。それらで大体8割となりますが、あとは大学や行政機関・医薬品関連企業に勤務する者もいます。

病院では検査技師や看護師・医師などと連携しながらチーム医療の一員として患者の治療にあたることも可能。自分の性格を考慮しながら、働く場所を選べます。

ライフステージにあわせ柔軟に働ける

薬のスペシャリストであり、女性でも一生を通してライフステージに合わせた働き方ができるなど大変価値のある資格ではあります。しかしミスが患者の命にかかわることもあるので、責任も重大。

試験に合格するまでの勉強量もさることながら、芯の強さや注意力も必要です。ただ、やはり結婚や出産・育児・介護などステージに合わせて調整ができるのは魅力的。結婚までは電車通勤で様々な職場を見ておく、かつ経験しておくのもよいですし、出産して子供がまだ小さいうちは近所で、といった働き方をしている者もいます。

また人生100年時代到来で長く働きたいと言っても肉体労働はなかなか厳しいものがありますが、これならその心配もありません。まさに「苦あれば楽あり」「若い時の苦労は買ってもせよ」ではありませんが、報われる資格です。

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