奈央がわかりやすく解説する薬剤師の転職指南所diary

オンラインとドローンによる訪問者の減少

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オンライン診療がすでに定着しており、今後も継続し続ける可能性が高いといわれています。また、オンラインでの服薬指導を行うところもすでに多くなっているため、直接薬局へ行かなくても医薬品を受け取れるサービスを利用する人も増えてきました。ドローンを活用して離島をはじめとした多くの地域で医薬品宅配を実施しています。

オンライン服薬指導とはどんなものなのか

オンライン服薬指導とはビデオ通話やスマートフォンを利用して、服薬指導をオンラインで行うことを指します。薬剤師が直接患者と対面して服薬方法や使用上の注意を説明することで、患者が正しい服薬を行えるようにしているのがポイントです。

2019年度に法律が変わったことで全国解禁された制度で、離島などで直接薬局へ行けずに薬を取りに行けない人などから高い評価を得ています。ある程度オンライン診療による処方箋など取り扱っている処方箋によって対処が異なる場合もあるため、事前に確認してから調剤を行わなければならないといわれていることも理解してください。

多くの人に効率よく服薬指導できる方法が解禁されたことによって、より多くの患者が正しく薬を飲めるようにサポートできるようになりました。

ドローンによる宅配はすでに始まっている

日本初のドローンによる薬局からの宅配は2017年に開催されました。その後、複数の自治体で利用が進んでおり、離島を中心に多くの人が病状からの回復ができるように宅配できるようになったことで、日本全国への広がりを見せているといえます。

薬局側は調剤を行い、ドローンを自分たちで運転して届けたほうがいいのだろうかと疑問に思う人も少なくありません。しかし、薬局側はあくまでも調剤を行うだけであり、宅配のドローン運転は専門業者に任せたほうが安全です。

調剤と服薬指導を行っているだけではなく、さらにドローン運転をすることはオーバーワークとなる可能性が高いため、特にドローン免許の取得を検討しなくても問題ありません。むしろ患者が正しく服薬できるよう、調剤や服薬指導をしっかり行ったほうがいいでしょう。今後日本全国でドローンによる宅配が当たり前となってくる可能性が高いため、その先駆者として薬局とドローン業者との関係は良好にしたほうがいいといいます。

今後オンラインが増え薬局への来客は減るか

多くの人がオンラインへ移行する地域の場合には調剤薬局への訪問者は減少する可能性が懸念されますが、もともと直接話して安心したいと感じる人の多い地域の場合には、現在とそれほど変わらない可能性が高いです。より多くの人が訪問する可能性は不明ですが、少なくとも直接対応することを希望する人が多い地域では心配する必要はないといえます。

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