副作用の可能性、薬の調剤は間違いがあってはならないため、確認作業は何度も行います。当たり前のことだけども、人員削減となるなか、1人では早さも追いつかないため、正確という両立は難しいでしょう。薬局内で待つ患者さんからは不満の声も聞かれ、遅いと迷惑をかけては謝るしかありません。かといってミスは許されないため、プレッシャーはかかりっぱなしになります。
薬剤師の中には、責任感の強さがなければ務まらないと口にする者も多いようですが、それらを育成することを第一に考える必要もあります。1人で対応するまで、研修ありの業務に就かせてくれる環境であるか、ここも重要視しましょう。
見学可というならば、通常ならば、多忙な時間帯を避けるべきです。業務に支障が出てしまうからですが、中の良し悪しを判断するためには、業務量は把握しておきたいもので、欲を出せるならば、多忙な時間を過ぎたタイミングで見学ができることがポイントになります。
スタッフの表情をチェックしてみれば、その環境がストレスになるのかが、判断できる材料になり得るからです。
厳しく、プレッシャーに感じる、そうした声もある薬剤の仕事では、携わるスタッフの表情がすべてを物語るでしょう。忙しさのピークを過ぎてからは、笑顔が見えるのか、疲労困憊しているのか、チェックしてみましょう。
雑談などで談笑しあっている場合、チームワークは良好だと推測できます。1人に責任や業務を押し付ける場合には、会話もろくろく無く、雰囲気も暗い印象です。中には、患者さんの前でも無表情で、服薬指導をする薬剤師もいるようです。
ただ単に、給与が良い、経験値を上げたい、自宅から近いというような理由であれば、こうした環境下でも耐えることはできるでしょうが、遣り甲斐、働き甲斐は見出せない可能性が否定できません。
薬剤の有資格者を増やしてほしいといった声も耳にしますが、経営・運営状況によって対応してもらえないケースもあります。過酷とは断言できませんが、対応に苦痛を感じる有資格者は少なくないようです。
また、院内で活動するならば、医師との関係に苦痛を口にしています。処方箋を出すのは医師、それをチェックするのは薬剤師、照会を行う必要になっても医師のほうが立場は上であり、対応することに苦言を呈するといいます。
そんなことで連絡してくるなと怒られることもあるといいます。医師がどんな性格なのか、ここもポイントになりそうです。