薬学部がある大学には伝統のある有名大学もあれば新設された大学もあります。どちらも卒業すれば国家試験は受験できますが、学べる内容や資格取得後に影響が出るかも知れません。それらを知った上で大学選びをしておきましょう。
公務員や有名企業への就職を目指すとき、入る大学によっていろいろな違いがあるとされます。まず就職のしやすさに違いがあり、さらに就職してからも学歴がキャリアアップに影響するともされています。では薬剤師においても卒業する大学で将来への影響があるかですが、職種によってはあまり違いがないと言えそうです。
資格を取るには薬学部を卒業して国家試験に合格する必要がありますが、一般的な調剤薬局は国家試験に合格していれば大学の違いはあまり影響しにくそうです。ただ製薬会社での研究職になると有名大学での研究実績が影響するときもあります。
将来の選択肢を広げたいのであれば優秀な大学に入った方がいいかもしれません。
薬剤師になりたいときに入学しないといけないのが大学の薬学部です。本来ならその大学で何が学べるのかなどを調べる必要がありますが、もっと簡単にその大学の知名度だけで選ぼうとする人もいるでしょう。では有名大学であれば安心かですが、薬学部の歴史を知って検討する方がいいかも知れません。
私立の薬学部の中には最近有名大学に吸収されたところもあり、大学名は有名だけど意外に歴史は浅いところなどもあります。以前単科大学だったところが有名大学に吸収されたとき、有名大学の名前はついているけどもキャンパスは他の学部と全く異なるところで薬学部しかないなどもあります。
一応どんな歴史があるかは調べた方がいいでしょう。
医療系の資格は非常に重要で、その資格者を養成するための学校もどんどん増えています。薬剤師を養成するのは6年制の薬学部になりますが、伝統のある大学もあれば近年になって新設された歴史の浅い大学もあります。資格を取得するに当たってはどちらを選ぶべきか迷うところですが、それぞれでメリットとデメリットがあると言えるでしょう。
伝統のある大学は研究実績が豊富で、薬草を育てるための農園を自前で持っているところもあります。ただ学校によっては校舎が古いところもあるようです。新しい大学は研究などの実績が乏しいのがデメリットです。その一方で設備は新しく、国家試験対策などはしっかりしてくれるなどのメリットがあるようです。