奈央がわかりやすく解説する薬剤師の転職指南所diary

女性が働きやすい国家資格について

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

近年、社会全体で女性も働くことが増えてきましたが、女性が働きにくい職場とそうでない職場があるもの依然残っているのが現状です。そのなかで女性が働きやすい職場として注目されているものの一つが薬剤師です。ここでは、その理由について紐解いていきましょう。

男女比で女性の方が多いことのメリット

まず一番に薬剤師の国家資格を有している男女比についてで、おおよそ5人中3人の女性がその資格を有しており、他の職場に比べて遥かの女性の割合が高くなっています。そのため、すでにその資格を用いて働いている女性が数多くいて、その人たちのおかげで働きやすい環境が整っている職場が少なくありません。

この環境とはトイレや更衣室といった設備のことだけではなく、福利厚生などにも配慮されていることが少なくありません。同僚の女性もいることが多いため、悩み事も相談しやすいといったメリットもあります。

薬局・医療施設などで勤務できるメリット

また薬剤師の約6割近くが薬局、約2割が医療施設で勤務することになります。薬局も医療施設も病気やケガに使う医薬品を扱っており、これは他の業種で見られるような多忙期・閑散期といったムラが少ないです。

どちらも就業時間が規則的であるケースが多く、家庭で子育てをしている女性でも子供を保育所や学校に預けている間、安定して働きやすいですし、薬局や医療施設も雇いやすい相互の関係性にあります。そして、出産や育児などで一度職場に離れていた女性でも、比較的早く職場復帰しやすいのもメリットです。

ドラッグストアなどではパートやアルバイトとして雇うこともあるため、正社員として働くのに抵抗のある女性にも適しているでしょう。

コミュニケーション能力が必要とされる

そして、仕事内容に関しても女性の方が適していると言われています。特に薬局やドラッグストアなどでは、お客様に医薬品に関する服用指導やアドバイスを与える立場であるため、コミュニケーション能力が不可欠です。

この能力は比較的男性よりも女性の方が優れていることが多いです。また、お客様のなかには女性特有の異性には相談しにくい悩みも少なくありません。同性の女性のスタッフの方が安心して相談してくれやすくなるメリットも生じるでしょう。

さらに、将来的には、特定の医薬品はリモートやメールで服用指導を受けることでネット販売できる可能性もあります。そうなると自宅で対応しやすくなるため、在宅勤務できる環境が整うかもしれません。より子育てをしている女性が働きやすくなる環境になる可能性を秘めているわけです。

Menu

新着記事一覧

過去記事