奈央がわかりやすく解説する薬剤師の転職指南所diary

意外な場所でも薬の知識が必要とされている

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薬と言えば、病院だとかドラッグストアが思い浮かびませんか。確かに、このような場所では薬を取り扱うことが当たり前ですし、薬のスペシャリストが必要です。しかし、意外な場面でも薬のスペシャリストが活躍していることを知っていますか。実は自分たちにとって身近な場所でも活躍しています。

第一類医薬品を販売する時に必ず必要

ドラッグストアだけではなく、今ではコンビニなどでも薬を販売しているところがあります。様々な場所で薬が買えるようになったことは、とても便利で良いですが、どんな薬であってもいつでも自由に買えるわけではありません。

第一類医薬品は薬剤師がいないと購入できません。第一類医薬品は副作用のリスクが高いので、きちんとした指導をする必要があります。第二類医薬品や第三類医薬品、医薬部外品などは副作用のリスクが低いので、いつでも自由に購入することができます。

保健所などの行政機関でも活躍している

これは想像しやすいかもしれません。薬剤師は保健所などの行政機関で働いている人がたくさんいます。しかし、全体の2%しかいませんので、決して多いというわけではありません。

国や都道府県の公務員として働いているわけですが、一体どのような業務を行っているのだろうと思うかもしれません。自治体の保健所で働いている場合は、調剤薬局などの医薬品販売店舗の許可だったり、監査や指導を行っています。

また、地域の公衆衛生に関する啓もう活動を行うこともあります。各種検査も行っていますし、麻薬取締官として働いている人もいますし、自衛隊や刑務所内で働く人もいます。行政機関と言ってもかなり幅広いところで活躍していることがわかります。

小中学校や高等学校でも必要な業務がある

幼稚園や小中学校であったり、高等学校などの大学以外の学校には薬剤師を置かなくてはなりません。これは、法律で義務付けられていることですが、一体、大学以外の学校でどのような業務を行っているのでしょうか。

授業でプールに入ることがありますが、プールの水質検査を行ったり、教室内の換気や照明などの環境衛生の調査なども行っています。子供たちの健康相談であったり、保健指導を行うこともあります。幅広い業務が学校内でありますが、毎日通わなくてはならないというわけではありません。

業務が毎日あるわけではありませんから、多くの場合は調剤薬局であったりドラッグストアなどと掛け持ちで働いています。

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