国民の比率においては男女比であったり年齢比などがあります。社会全体においては男女比はそれほど変わらないでしょうが、高齢化が進んでいる現在は高齢者の比率が多くなっています。薬の専門家においてどんな比率になっているか調べてみましょう。
医師は男性が多く看護師は女性が多いイメージがあるでしょう。もちろんそれぞれ男性のみ、女性のみしかなれないわけではなく女性の医師もいれば男性の看護師もいます。薬剤師においても男女比がどうなっているのか気になるかもしれませんが、有資格者で言えば6割が女性で4割が男性になっているようです。
看護師ほどではないものの女性が優位の資格とされ、将来的に長く働きたいときに向いている資格ともいえるでしょう。一方実際の職場においてはその割合よりももっと女性優位感が強くなるかもしれません。調剤薬局の中には女性のみや大半が女性のところも多く、それがメリットになったりデメリットになったりします。
職場の男女比が気になるなら事前に調べておきましょう。
日本は高齢化社会が進んでいて、高齢者の割合が多くて若い人の割合が少なくなっています。社会全体が高齢化すれば職場や資格においてもその傾向が出てくるかもしれません。薬剤師においてはどんな年齢構成比になっているかですが30歳代が全体の4分の1で最も多いとされます。
国家試験の合格者だけ見ると社会における構成比に近くなるのかもしれませんが、この仕事をするには国家試験に合格した上で登録をする必要があります。バリバリに働いている人はそれなりに経験があって体力もある30代などになるのかもしれません。
資格の性格上6年制の大学を卒業しないと取得できないので20代は少ないです。50代ぐらいになると少しずつ引退する人も増えるのでしょう。
薬学部に通って将来薬剤師を目指す人ならどこで働くかを考えなくてはいけません。資格を生かせるところとしては調剤ができるところになるのでしょうがそれ以外にも職場はあります。最も多くの人が働いているのは薬局で全体の60パーセント近くを占めています。
医薬分業が進んで調剤薬局が増えているからでしょう。その他病院が20パーセント近くを占めています。それ以外には製薬会社において研究を行ったり営業を行う人がいて、さらには大学で研究をする人や公共的な施設での業務に従事する人もいます。
調剤に関しては調剤薬局以外においてもドラッグストアがあり、働く場所の選択肢は少しずつ増えているのかもしれません。