奈央がわかりやすく解説する薬剤師の転職指南所diary

大学のレベルが高いと国家試験に合格し易いか

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国家試験合格を目指すならできるだけ可能性の高い大学に入学したいところですがそのための情報があまり多くありません。単純に国家試験の合格率だけで見るのが良いのか、それぞれの大学が行うサポートを見た方がいいのか知っておくと良いでしょう。

入学難易度と国家試験合格率は比例するか

医師や看護師は医療系の国家資格と言われます。司法試験や公認会計士の合格率が低いのに比べるとそれらの資格の合格率は90パーセント近く合格しやすいと感じる人もいるでしょう。医療系の国家資格は受験資格を得るために所定の学校を修了しなければならず、十分な知識を得ているために合格率も高くなるのかもしれません。

薬剤師に関しても合格率自体は高いですが気になるのは大学への入学難易度と国家試験合格率の関係でしょう。実際の数字を見ると偏差値が高いから合格率が高いわけではないと言えます。

合格率100パーセント近い大学を見ると地方の私立大学で国公立大学が意外に下位の時もあります。私立大学は国家試験の受験生の調整をするところもあり単純に合格率だけで選ぶのは良くないでしょう。

大学によって何を重視しているかで異なる

薬剤師を目指そうと大学を選ぶときには薬学部に入らなくてはならず、その時に気になるのが各大学の国家試験合格率です。偏差値の高い大学が高いように感じますが実際にはあまり聞かない無名の大学が合格率100パーセントだったりします。

これはそれぞれの大学で何を重視しているかが異なり、国公立大学は学生に国家試験対策だけをしているわけではないからでしょう。大学選びにおいては国家試験優先か薬学研究をしたいかで大きく異なります。

国公立大学は薬学研究が充実していますが国家試験対策は自分の力が必要になります。一方国家試験対策をしっかりしてくれるところであれば合格できる可能性が高くなります。数字や学校名だけでなく中身をきちんと見て学校選びをしないといけません。

本来の授業以外に国家試験対策講座

薬学部はかつては4年制のみでそれを卒業すれば薬剤師の国家試験の受験資格が得られました。今は4年制と6年制があり受験資格が得られるのは6年制のみです。学生生活が2年のびこれによって外部実習などが充実されるようになりました。

一応通常のカリキュラムをしっかり受けておけば国家試験に合格できるのでしょうがそれだけでは難しい学生もいます。大学の中には授業以外に国家試験対策講座をしてくれるところがありこちらであればより合格がしやすくなります。

いくら知識があっても試験の傾向などを知らないと合格が難しくなります。対策講座では過去の出題傾向やどんな分野が出題されやすいかを教えてもらえるので合格し易くなるでしょう。

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