年齢に関係なく働けるのが、薬剤師のいいところです。しかし、ある一定以上の年齢を超えると働きにくくなるのではないかと不安に思う人もいます。中高年、あるいは65歳以上を超えていても求人情報はあるのか、また、転職に成功するのかどうかを確認し、行動してください。
薬剤関連の求人情報サイトをチェックするとわかりますが、薬剤関連の仕事を募集している企業の大半が、年齢に関係なく求人募集をしていることがわかります。正社員として募集する場合であっても、年齢制限がないところが多いといわれており、一般的な定年とされている65歳以上でも応募することが可能なところは多いです。
しかし、50代以上になるとかなりの場合、正社員ではなくパートやアルバイトでの募集が多くなってきます。大手チェーン店やドラッグストアではなく、個人経営の調剤薬局での募集が多いです。とくに65歳以上の場合は非正規での募集が多くなっています。
積極的に活用したいと考えている企業もいないわけではないため、働きたい場合は積極的に探しましょう。
製薬会社のような企業では比較的若い人を取る傾向が強いため、中高年以上の働き口を探す方法としては調剤薬局やドラッグストアなどが多いです。特に地域によっては急な退職で人手不足になっているところや、常時人手不足で困っているというところも多いため、中高年以上であっても比較的簡単に雇用されます。
研修制度が年齢を問わずしっかりしているところであれば、安心して働くことができるでしょう。基本的に中高年以上であっても転職したての時には年収が低いのではないかと気にする人もいますが、心配はいりません。ドラッグストアなどでは比較的待遇がよく、企業によって異なりますが、転職前の年収と同程度が初任給としてもらえることもあるほどです。
年齢だけではなく、ライフスタイルをもよく見直し、働き方を考えるのも中高年以上の人だからできる特権です。たとえば、正社員以外の働き方を選択し、ある一定の年収を手に入れて後は趣味やスキルアップのために時間を使うなど、多様な選択を選ぶことができます。
また、フリーランスの薬剤師として、あえて正社員にならない生き方を選択できるのも、この年代ならではでしょう。どのような働き方をしたいのかは人によって異なりますが、今後のライフスタイルを考えながら転職先を探すことで、人生を見つめなおすことにもつながります。