奈央がわかりやすく解説する薬剤師の転職指南所diary

配偶者が支払う税金を高くしたくないのなら

薬剤師の正社員として働いていて、家庭に入ることになり仕事を辞めてしまった方もいるでしょう。しかし、家庭の事情が変わって、働き始めることを決意した状況もあるはずです。もしも、フルタイムではなくパートとして働こうと考えているのなら、稼ぐ金額を抑えたほうが得をするかもしれません。お金を稼がないほうが得をするのはおかしいと考えるかもしれませんが、実際そのような状況は多々起こっているのが事実です。扶養控除が鍵となるので、世の中の仕組みをしっかりと理解した上で働きましょう。

配偶者の税金に関わってくるので気をつけよう

国に支払うべき税金は、稼いだ所得によって決まります。その所得の金額から差し引けるようになっているのが控除というものです。基本的に誰でも利用できるものから、医療費や社会保険料の支払いなどいろいろあり、そのひとつとして扶養に関するものがあります。

つまり、配偶者に養ってもらっている状態ならば、所得から一定の金額を差し引けるようになるため、税金を安く済ませることができるのです。利用できなくなると所得から差し引けなくなってしまうので、国に支払うべき税金が上がってしまいます。

もちろん、一円でも稼いだのならば利用できなくなるような不便な制度ではありません。一定の金額がきっちりと決められているので、気になるのなら数値を確認したうえで働き始めることを強くおすすめします。

税金を高くしたくないときにチェックすべきこと

薬剤師のパートとして働くのなら、求人情報をチェックして、時給や勤務時間を調べるはずです。税金を高くしたくないのならば、それら二つを使って月給がいくらになりそうなのかチェックするようにしましょう。

月給に十二を掛けて、控除を受けられなくなる金額に達するのなら働くのをやめたほうがよいです。場合によっては、少し安い時給のところで働くほうが、扶養から外れることなく得になるかもしれません。

正確な勤務時間については面接でハッキリさせよう

月給は求人情報に載っているとおりですが、勤務時間はお店側の都合によって変わってしまうケースがあります。そのため、確実な情報を得たいのなら、面接を受けて、勤務時間について詳しい説明をしてもらったほうが安心でしょう。

税金の計算というものはとてもシビアなので、一定の金額から一円でもオーバーしてしまうと、支払うべきお金が増えるため気をつけましょう。

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