奈央がわかりやすく解説する薬剤師の転職指南所diary

薬剤師として働く為に必要な資格取得方法

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病気の治療は勿論、健康維持や促進にも欠かす事ができない薬剤を扱うプロフェッショナルが薬剤師です。医薬品全般の知識を持ち、医師の処方箋に基づく調剤や服薬指導が主な仕事です。高度な知識が必要な仕事ですが、医療の支援が必要な方にとってなくてはならない存在であり、やりがいも高い注目されている仕事です。医療人になるので誰でもなれず、資格が必要になります。

国家試験に合格しなければなれない

薬剤師になる為には必ず国家試験に合格する必要があります。高度な知識と正確さが必要な医療のプロフェッショナルなので、この資格は国家資格です。誰でもこの試験を受けられるわけではなく、まずは養成機関に入学して学び、卒業する事で得られる国家試験受験資格を得る事が求められます。

現在は薬学部がある大学に入学しなければ取得できず、この養成機関は6年間必要です。国家試験を受けられる資格を得る事ができるのは、6年間学び卒業したもの以外ありません。

薬学部にいく難易度や必要な学費

薬学部は未来の人材を育成する為のコースであり、全国各地に大学があります。人気な資格でもあり、入学する為の難易度も高いです。私立大学と国立大学があり、国立大学はより難易度が高いとして知られています。理由は学費にあり、6年間に必要な学費は私立大学で1200万円から2000万円程になります。

国立大学の場合、学費は6年間で400万円程なので、同じ資格取得を目指すとしても必要な費用差は大きいです。国立大学の難易度が高い理由には学費が関わっていますが、そもそも私立大学より大幅に国立大学の数が少ないのも理由の1つです。

その為多くの受験生が受験し、定員は決まっているので倍率は高まります。医療現場で必要なのは学歴ではなく資格です。資格が最重要視されているので、よい学校でなければならない理由はありません。だからこそ学費は非常に重要な学校選びの要素になっています。

国家試験の内容と受験者及び合格率

国家試験の開催は例年2月後半に行われます。新卒の方は卒業見込みで受けられる事になります。この国家試験は大学受験の時の様な定員が決められた合否判断ではなく、基準点を超えた者は全員合格できる合否判断になっています。

その為ライバルはいなく、いるとすれば自分自身になります。受験者も合格率も年度によって異なりますが、例年14000人程受験し合格率は80%から60%台になっています。試験は2日間あり、1日に行われる試験数も多く1日がかりです。

非常に長丁場の試験なので体調を整えたり時間配分等対策は必須の試験となります。

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