奈央がわかりやすく解説する薬剤師の転職指南所diary

医療機関や患者へ提供する薬を研究・開発しています

製薬会社では医療機関で使われる薬を研究・開発します。他にも医療機関に対して薬の情報提供を行ったり情報収集するのも仕事です。これらの仕事は処方箋をもとに調剤を行う病院や調剤薬局と異なってきます。部署が大きく分かれているのも特徴です。

5つの部署から構成されています

製薬会社の勤務内容は部署ごとに分かれています。まずは一番花形的存在といえる研究職です。新薬を開発するための創薬研究やデータを収集する非臨床実験など様々な研究を行うことになります。

勤める人は修士課程以上を終了している場合がほとんどです。資格を持っていれば誰でもつける研究所から挙げられた臨床試験を統括するのが開発職です。新薬の安全性や有効性を分析し、評価するのが業務です。データを分析したり、新薬の承認申請書の作成や研究者と病院の担当医との仲介役も行います。

医薬品の情報を迅速に収集して文献・報告書などで関係者に情報提供やアドバイスを行うのが学術職です。外国語の文献や論文も多いので英語力や語学力が求められます。DI職は医薬品に関する情報を管理した上で医師や一般の方々などに医薬品情報を的確に提供します。

情報を検索したり、電話やメールでの問い合わせ業務があります。MR職は医療情報担当者と呼ばれます。医師や薬剤師に対して自社の医薬品の有効性や安全性などを情報提供します。現場の要望やクレームをくみ取るなどの収集活動も行っています。

ただ売り込むだけではなく、正しい情報を提供して適切な使用を促す役割をもっています。

収入は職種や勤め先で大きく変わってくる

収入は配属される部署やポジションで異なってきます年収の平均値はおよそ450万円となります。しかし、同じ会社であっても部署や職種で差が出てくるので求人サイトの収入は参考程度に留めておきましょう。

中でもMR職は実績や能力が給与に反映されるので、勤務先によっては年収1000万円以上も可能です。給与形態は大きく異なるので就職・転職を希望する会社があるなら事前にしっかりと確認しておきしましょう。

自分の強みとする点を見極めよう

幅広い部署がある製薬会社では自分の能力適正や希望する仕事を見極めることが必要となります。自分の強みや適性を把握できる人は向いていると言えるでしょう。倫理観があり信頼関係を築くことが大切になります。

例えばMRの場合、医師が医薬品の採用を考えるときにどれくらいの信頼感があるのか大きな鍵となるケースが多いです。倫理観は一般的な道徳のほかにも悪い点も正直に説明できる点も挙げられます。

自社にとって都合が悪いことも、医師や患者さんにとっては必要不可欠な情報です。包み隠さず誠実に伝えられる人物が適しています。

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