仕事を休む理由には人それぞれ違いがありますが、女性は妊娠や出産、育児などを理由に職場から離れることが多くなっています。このときに、退職をするか休業するかで悩んでいる人もあるのではないでしょうか。ここからは薬剤師の産休や復職について考えていきます。
職場では長く活躍したいと希望していても、何等かの理由で一時的に職場を離れなくてはならないこともあります。特に女性は結婚後に妊娠・出産さらに育児などで仕事を辞めることは少なくありません。医療業界では多くの医療資格者が活躍していますが、薬の専門家である薬剤師も女性の活躍が目立っています。
それゆえ、職場も女性が働きやすい環境を整えているところも多くなっています。出産前に辞めることを考えている人もあるかもしれませんが、まずは産休や育休制度について知っておきましょう。
これは誰にでも与えられた権利で、労働基準法でルールが決められています。出産予定日の6週間前から出産後8週目まで休みを取ることができますし、その後は育休で子供が1歳になるまで休みを取ることができます。
出産や子育てとなると多くの出費が発生しますが、仕事を休むことで収入は大きく減少することになります。それゆえ、金銭面の心配をしている人もあるのではないでしょうか。出産の際は給付金や手当もありますので、こちらもよく確認しておきましょう。
まず、育児休業給付金という制度があり、働いていた期間や給与によって受け取れる金額は変わってきます。さらに会社で加入する健康保険から支給される出産手当金もあります。このほかでは健康保険と厚生年金の免除を受けることもできますので、こうした制度は上手に活用していきましょう。
転職を考えている場合も、出産前に辞めると金銭面で損をする場合もありますので、受け取ることができる給付金や手当のことはしっかりと調べておくことが大切です。
出産を経て、育児も一段落ついたら復職も考えていきたいところです。赤ちゃんがいる場合はフルタイムでの勤務は厳しくなりますが、パートや時短勤務ならより無理なく働くことができます。
今の職場でそれが難しいという場合は転職も考えることになります。薬剤師の場合もパートやアルバイトなら多くの募集がありますので、短期間に良い仕事が見つかることも期待できます。子育てをしながら無理なく働くのであれば、託児所や保育支援が整った職場を選ぶことがおすすめです。