奈央がわかりやすく解説する薬剤師の転職指南所diary
薬剤師の仕事においての処方箋の役割が気になっている人も、多いのではないでしょうか。詳しい情報を知りたくてうずうずしている人もいるのかもしれません。そこで、薬剤師の仕事での医療機関で発行された文書の役割について詳しく解説していきます。
医療機関で発行された文書とは病気の治療に必要なお薬の種類や量、および服用法が記された書類で、医師によって患者様の病気に対して発行されます。その内容を読み取って、適正であるか確認することが薬剤師の仕事です。
記されている内容に沿って調剤し、患者様に薬物治療における適正な服用方法を口頭で説明します。副作用の説明も行うことで、患者様に薬におけるトラブルの予防の役割もあります。医療従事者のそれぞれの専門分野で、患者様をサポートします。
医薬分業も意味していて、日本の医療の仕組みの1つです。医薬分業での仕組みの中で欠かすことができない文書として、大きな意味を持っています。文章として記録が残るため、後日処方されたお薬の内容も確認できます。
お薬の専門家がミスがないかをチェックし、調剤薬局を患者様ご自身で選べます。
書かれている内容は保険者番号や患者様のデータ、医療機関名等です。その他にも、お薬の内容やジェネリック医薬品への変更の意思も記載されています。分割調剤の回数についても細かい指示があり、必要な情報が詰まっています。
ただ患者様の病気の名前や症状は記されておらず、患者様ご本人から場合によってはお伺いすることがあります。症状を聞いた上で、お薬が適正性を確認します。そして、発行日を含めて有効期限は四日間に設定されています。
この四日間には日曜日や祝日も含まれ、期間を過ぎると効力を失ってしまいます。調剤薬局で受付不可となり、再び発行してもらう必要があります。多くの場合は、通院後そのまま調剤薬局に移動する習慣があります。
調剤薬局の他にも処方箋を取り扱う薬局は、保険薬局や処方箋受付などの表示がある薬局になります。取り扱う薬局は都道府県に届け出をする必要があり、保健指定を受けなければいけません。そのため、どの医療機関の薬局でも対応してもらえるわけではありません。
まず医療機関で発行された文書の受付をしてもらい、保健証とお薬手帳を渡します。このとき、残っているお薬がたくさんあれば知らせることで、引き取ってもらうこともできます。初めて訪れる薬局では、と初回質問指標制度が導入されていることもあります。
患者様一人ひとりの生活習慣を知ることで、体質などを見極めるためです。処方内容を確認する作業にも役立ち、アレルギーや禁忌に対してのチェックにも繋がります。
