奈央がわかりやすく解説する薬剤師の転職指南所diary
薬剤師の資格が生かせる仕事には、製薬会社の新薬開発の他、病棟や薬局などでの調剤業務など様々なものがあります。また、街中のドラッグストアや民間企業などでも活躍が期待されており、地域によっては実務経験が少ない人も高待遇で勤務ができることがあります。
大手の製薬会社においては、日々様々な種類の新薬の開発が行われており、多種多様な医薬品に関する知識や経験が豊富な人材が必要とされています。そうした中、業務を通じて新薬の開発に直接携わりたい人であれば、長年にわたる実績がある製薬会社を就職先に選ぶことがおすすめです。
製薬会社によっては、薬剤師の資格を持つ求職者を積極的に採用しているところも多くあり、就活中に様々な事業を行っている製薬会社の説明会に参加をすると良いでしょう。また、製薬会社で担当する仕事内容は、配属される部署によって大きな違いがあるため、就職後に悩まないために、新薬の研究開発を専門とする部署の取り組みについてしっかりと理解することが大事です。
病棟勤務を希望する薬剤師は少なくありませんが、特に大学病院をはじめとする高度な医療が提供されているところを勤務先に選ぶことで、長期にわたり働きながらスキルアップを図ることが可能です。また、病棟内で求められる知識や経験については、勤務先の方針や日々接する患者の健康状態などによって大きな違いがありますが、悩まずに仕事に取り組むうえで、先輩から手厚いサポートを受けられるかどうか確認することが大事です。
規模が大きい医療法人の中には、病棟勤務のスタッフを対象として定期的に業務研修を行ったり、資格取得の援助をしたりするところも多くあります。そのため、求職中に職場見学などのチャンスを利用して、スキルアップに繋がる職場を見定めることが何よりも大切です。
ドラッグストアの調剤薬局で勤務をする場合には、製薬会社や病棟とは異なり、一日あたり三時間から五時間程度の短時間勤務を選べることもあり、子育て中の人や定年退職後の人も安心して働くことができます。
大手チェーンのドラッグストアの中には、一人ひとりのスタッフが能力や経験をそのまま生かせるように、専門性の高い業務を担当させているところも多くあり、仕事を通じて無理なくスキルを磨くことも可能です。
