奈央がわかりやすく解説する薬剤師の転職指南所diary

お給料よりもやりがいや得るものがある職場環境

• Tweet
• 

社会に出て働くことでお金を得て生活をしていくことができますが、給与面の高さだけでは満たされることはありません。それ以上のやりがいを感じたり、最先端医療の現場に携われたりすることもありますし、収入面では定期的な昇給も期待ができます。

高収入よりもやりがいを感じられることが喜びに

広く求められる薬剤師ですから職場探しをする時、休暇や様々な待遇も把握する必要がありますし、病院勤務の場合も給与平均を知ることも必要です。就職先にもよりますが年収では400万円から650万円、初任給は20万円から25万円くらいになります。

ドラッグストアや調剤薬局と比べると数字的には低いため、高額収入を目標にする職場ではありません。しかし医療現場で活躍をするメンバーの一員として、チーム医療に関わることができるので、仕事としてのやりがいは大きいです。

患者さんとも近い場所になるので、元気になって退院をして行く患者さんからは、ありがとうの一言をもらえることも増えます。モチベーションにもなる言葉ですし、もっと頑張ろうと前向きになれるのも、この職場で働く利点です。

症例もたくさん経験して適切な対処ができるように

楽な仕事をして高い収入を得られるような都合の良い話はないものの、病院勤務の年収は若干低くても高い知識取得にはなります。お医者さんやナースたちと一丸となってのチーム医療のスタッフとなり活躍をしますが、実際に手掛ける業務は他で働く際にはないほど多岐にわたります。

患者さんたちの治療に近くで関わることも多いので、救急救命外来や注射調剤業務で活躍をすることもしばしばです。生命と常に隣り合わせの医療現場なので、ほんの些細な間違いが大きな医療トラブルにつながることもあります。

小さなミスも許されない常に緊張のある現場ですが、ドラッグストアなどでは経験できない症例経験を積み上げていき、対処も敏速にできて知識も深めることが可能です。いくつもの症例経験を体験することで、怯むことなく適切な対処を冷静にできるようになります。

定期的な昇給のチャンスも逃さずに

ドラッグストアや調剤薬局勤務よりもらえる給与は低めといわれる病院ですが、定期的にある昇給は魅力的です。仕事をはじめたばかりの初任給はほとんどのところでは低いですが、定期昇給があるケースが多く、長く地道に働くことでやがて潤いのある収入を目指すことにもつながります。

いつか誰もが迎える退職時の退職金も、年に2回の働く人のお楽しみとなるボーナスも、支給額は基本給に応じての計算です。短期間だけのアルバイトやパート勤務ではなく、正社員としての雇用で働くなら、長く勤務をすることを考えて、積み上げていくことで損はしません。

職場環境が医療現場になるので、外来診療の終了時刻を終えて今度は、入院患者のための処方をお医者さん出すことになれば、処方箋が就業時間近くに来て残業になることも覚悟のうえです。ですがきちんと残業代も支払われますし、毎日起こることでもありません。