奈央がわかりやすく解説する薬剤師の転職指南所diary

サービスの対象は海外へも向けられている

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薬剤に従事するだけでなく、職を変えるのならば、サービス業であることも加味しなければなりません。今や外国人もその対象、英会話ができるスペシャリストであることは、ドラッグストアなどでは、採用のポイントになっています。

困っているからサポーターになる

転職するにしても、給与面や待遇面などを含め、これまでよりも何かしら高望みをするからこそ活動するものです。ですが、雇用する医療機関側においては、新入社員であっても新卒者ではありませんから、何かしら魅力になる知識や技術で採用するのかを、判断しています。

特に、グローバル化しているのは最先端技術を駆使する医療機関だけではなく、ドラッグストアでも同じことです。海外からの旅行客は、日本製品を目当てに来訪しています。ドラッグストアには、医薬部外品から化粧品、日用品までが取り扱われています。

海外の方への接客には、英語が話せることが理想でしょう。「何かお困りですか」、助けが必要かどうか、声をかけることもあるでしょう。日本語表示の医薬部外品、読めずに困っていることもあるはずですから、サポートできるコミュニケーションツールとしてプラスに働きます。

信用されるためにも求められている

伝え方や言葉遣いにとても神経を使うのは、効果が期待できる一方で、副作用も起こる可能性があるためです。それは薬に限ってではなく、コスメや化粧品にも起こる問題です。販売のみ、アルバイトやパートでならば薬剤業務以外にも従事できます。

あえて本音を言わず、「人気、売れています、お買い得」などの言葉で購買意欲を出させることもあるでしょう。医療機関も生き残りをかけて、運営・経営しなければならないのが実情です。転職する薬剤師がいることも理解しなければなりません。

押し付けがましい、こうしたサービスを避けるのがドラッグストアなどの大手チェーン店です。品質が悪いものを提供しては、すぐにSNSなどで情報が広がり、客足も遠退いてしまいます。特に、客層が外国人中心となるのは国際空港から近くの店舗です。話せるだけでなく、裏表がなく、信用できる失礼な英語を話さない薬剤師が求められています。

質問できる英会話で症状を判断する

ドラッグストアや調剤薬局などにおいては、薬剤業務だけでなく、製品の試飲なども行います。急を要する場合には、その場で薬を服用するために、水を提供することもあります。薬剤を調合するだけの業務ではなく、質問を投げかけなければならない、そうした場面もあります。

例えば、海外からの旅行客、お腹を下してしまった相談を寄せることも少なくありません。環境の変化、水や食べ物が体質的に合っていないケースもあるでしょう。だからこそ、何を食べたのか、食べ合わせなどから状態を瞬時に判断しなければなりません。

それによっては、市販薬を提案したり、病院を紹介したり、英会話でのやり取りが必要になります。病院勤務からドラッグストアへ、知識を兼ね備えていれば、どんなフィールドでも活躍ができるようです。

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